この日は丸の内でちょっとした買物を済ませてから、人づてに評判を聞いて行ってみたかったスリランカ料理レストランを訪問。
訪れたのは五反田。
五反田駅西口を出て、目黒川に沿って目黒方面へ。
「ミート矢澤」の前を通り過ぎて首都高目黒線にぶつかって右折すると、鼻腔をくすぐる異国の香り。
看板を確認するまでもなく、ここがお目当のレストランであることがわかりました。
看板には「スリランカ食堂」、「Maido ohkini Sri Lanka Syokudou」と書かれていますが、正式な店名は「アラリヤランカ」と言います。
店頭にメニューが貼り出されていたので入店前にチェック。
お。これこれ。「ランプライス」。
今日の目的はこの「ランプライス」なる料理を頂くことなのです。
ランプライスの前にひと品。
- スリランカのミックスサラダ(770円)
スリランカ風チョップドサラダと言った趣のサラダです。
シンプルですがほどよくスパイスの風味がアクセントになっていてなかなか良いです。
ただ思いっきり生の玉ねぎが投入されているので、玉ねぎの辛味で胃がひりひりします。
そしてこちらが「ランプライス」。です。
- ランプライス(チキン)(1,650円)
そもそも「ランプライス」とはなんぞや?と言う話なんですが、「ランプライス」は「Lamprais」と綴り、Wikipediaを読みますとこのように書かれています。
Lamprais (English: Lumprice) is a Sri Lankan dish that was introduced by the country's Dutch Burgher population.
Lamprais is an Anglicised derivative of the Dutch word lomprijst, which loosely translated means a packet or lump of rice.
ランプライス(英語:Lumprice)は、スリランカの料理で、オランダ人のバーグラー族が広めたものです。
ランプライスは、オランダ語の「lomprijst」を英語化したもので、大まかには「米の包み」という意味です。(DeepLにて翻訳)
インターネットで検索しますとどうやらスリランカに古来から伝わる料理ではなく、スリランカがオランダの植民地であった16世紀ごろに生まれた料理のようですね。
伝統的なレシピですと、ビーフ、ポーク、チキンの3種類の肉のカレー、野菜、ゆでたまごなどをライスとともにバナナの葉で包みオーブンで熱して食べるようですが、現代では肉が1種類になっていたりとさまざまなアレンジがなされているみたいです。
熱々のバナナリーフを開梱するとこんな感じ。
湯気とともに立ち上るバナナリーフの香り、スパイスの香り、ココナッツの香り。
イエローライスの上には具材がたっぷり。
チキン、ココナッツサンボール(ココナッツを使ったふりかけ)、ナスモージュ(玉葱の煮込み)、じゃがいものスパイス炒め、そして真ん中にゆでたまご。
とにかくライスも、ひとつひとつの具材もみんなたっぷり。
果たしてこれはひとりで平らげるべきボリュームなのか一瞬悩みましたが、ウマいのですべて頂きました。
ちなみにいちばん気に入ったのはじゃがいもでした。これだけ単品で欲しいくらい。
けっこうなボリュームをひとりで頂いてしまったのですが、油分の少なさと程よいスパイス感のおかげでしょうか、さらっと食べられて、後から胃にもたれる感じもしません。
ランプライス、初めて頂きましたが、ちょっと癖になりそうな味わいでした。
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・店名 アラリヤランカ
・住所 東京都品川区西五反田2-12-15
五反田リーラハイタウン 1階
・電話 03-6885-5851
・備考 特になし。
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