相も変わらずの緊急事態宣言下で外食もままならない毎日ですが、なんとか元気に生きています。
新型コロナウィルスの流行とは関係なく、ここ数年よく思っていたのですが、行きたいお店には気になったときにすぐ行くべき、なんですよね。
いつか行きたいな。と思いつつも、懐具合だったり、タイミングだったり、その他諸条件が折り合わず訪問の機会を逸したまま月日は流れ、そしてあるとき不意に目にする閉店のお知らせ。
なんとも言えない喪失感、寂寥感にとらわれることになるのです。
ましてやこのコロナ禍。こんな状況があと何ヶ月続くのか、何年続くのかぼくにはさっぱり見当が付きませんが、廃業や閉店を決意する飲食店がますます増えることは容易に想像できます。
悔いのないよう一食一食を大切にしたいものですが、20時閉店ってのはどうにかなりませんかね…。
この日は大崎で打合せを済ませたあと、この界隈の飲食店に詳しいグルメな友人が教えてくれたお店を訪問。
それがこちら。
百反通りの大崎と戸越のちょうど中間点あたりに見えてくる「焼いた餃子と白いめし」と書かれた看板が目印の「餃子とめしの包琳(ぱおりん)」。
実はこの場所、つけ麺好きなら知らない者はいないであろう有名店「六厘舎」の旧本店跡地。
「餃子とめしの包琳」は「六厘舎」の経営母体である株式会社松富士食品が手がける新業態店なのです。
これはぼくの独断と偏見に基づく勝手な意見なのですが、ウマい餃子を喰わせてくれるお店はだいたいメニューがシンプルなのですよ。
具材違いでさまざまな餃子をラインナップさせているお店、有りますが、そのような店でウマい餃子に当たったためしがありません。
で、「餃子とめしの包琳」のメニューですよ。
こちらのメニューはいたってシンプル。
餃子。豚汁。ライス。
そしてそれらをセットにした餃子定食。
以上。
うんうん、良いじゃないこのシンプルさ。
この日頂いたのはこちら。
- 餃子定食(12個)(980円)
- 豚汁変更 (180円)
餃子の形状は焼き餃子で良く見かける三日月型ではなく、ぱっと見焼き小籠包のような丸みを帯びています。
まずはひと口。
お、これ、なかなかウマいですね。
具材はオーソドックスですが、それぞれの具材のバランスが良く吟味されていることがわかります。
特に香味野菜のバランスが良いですね。最初ににんにくとにらが香り、その後でピリッと生姜が後味を締めます。
個人的には焼き餃子は底面はパリッと焼けていて、側面はもっちり感が有って、と言うそのコントラストがはっきりしているほうが好みなのですが、「餃子とめしの包琳」の餃子はこのような形状ゆえ「揚げ焼き」のように少し多めの油で焼きを入れていると思われ、側面まで強めの焼き色が着いています。
そのようなわけで皮については油分が強めに感じられますので、12個頂くと腹にずっしりくる感じです。
無料でにんにくを付けてくれますので、お好みで「追いにんにく」もアリですね。
テイクアウトは8個で480円とお手頃価格。
ビニール袋に厳重に封入して冷蔵庫に保管したつもりだったのですが、それでも冷蔵庫のなかがかぐわしい香りでいっぱいになりました(笑)。
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・店名 餃子とめしの包琳(ぱおりん)
・住所 東京都品川区大崎3-14-10
・電話 03-6417-3661
・備考 特になし。
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