あいかわらず外食もままならない日々が続いていますが、この日は所用で浜松へ。
観光で訪問したわけではないのですが、せっかくなので昼食に鰻を食べようか、と思いついたのです。
そこで浜松に詳しいグルメな友人にメッセージを送ると、3秒後に浜松で鰻を食べるなら浜名湖がオススメ、とアドバイスが返ってきました。
幸い時間はたっぷり有るので、往復40km、鰻を求めて浜名湖まで脚を延ばすことにしたのです。
グルメな友人のオススメは2店。
まずは「炭焼うなぎ 加茂」。
検索すると名店の誉れ高い有名店のようですが、かなり早めの時刻から行列し売切れてしまうこともあると言う情報。
もう1店舗は「うなぎ処 勝美 三ケ日本店」。
こちらは浜名湖と猪鼻湖(いのはなこ)の境に掛かる瀬戸橋のたもとにある人気店です。
しばし悩みましたが、確実に鰻を食すことを重視し「うなぎ処 勝美 三ケ日本店」を訪問してみました。
座敷に上がると湖側は全面がガラス張りとなっています。
なかなかみごとなレイクビュー。
さ、鰻です。
どれにしましょ。
鰻重ですと、もっともお安い「勝美」が鰻3/4本で3,470円。
鰻1本だと「竹」(4,130円)。
その上には鰻1本半の「松」、鰻2本の「特」がありますが、お値段もそれなりにそれなりするので、「竹」(4,130円)を注文。
(ちなみに「天然うな重」には「時価」と恐ろしいことが書いてありますが、グルメな友人によれば実はリーズナブルなお値段なんだそうです)
パリッと揚げられた鰻を頂きつつ待つこと20分ほど。
待望の鰻重とご対面。
- うな重(竹)(4,130円)
みなさまご存知の通り、鰻の蒲焼の調理方法としては関東風、関西風と言う2種類が有りますね。
背開きにした鰻を素焼きにしてから蒸しの工程を経てたれにくぐらせて焼き上げるのが関東風。
腹開きにした鰻を蒸さずに直焼きで仕上げるのが関西風。
で、その関東風、関西風の境界線はどこか、と言う話になるのですが、どうもその境界は浜松から諏訪湖に至る天竜川沿いらしいのですね。
浜松には関東風、関西風、両方の鰻店が存在するらしいのですが、こちら「うなぎ処 勝美」の蒲焼は蒸さない関西風の仕上げになっています。
今回頂いた鰻は養殖ものではありますが、養殖ものに有りがちな脂のしつこさもなく、また、専用の井戸水を用いて丁寧に泥臭さを抜いていると言うことで、すっきりとした淡麗な味わいです。
関東風のようなふっくらとした身の食感は有りませんが、その代わりパリッとした皮目の食感、香ばしさが印象的ですね。
レイクビューで頂く浜名湖の鰻、なかなか上等な味わいでございました。
再訪した際は「時価」の「天然うな重」を頂いてみたいと思います。
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・店名 うなぎ処 勝美 三ケ日本店
・住所 静岡県湖西市横山318
・電話 053-525-1055
・備考 特になし。
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