この日は大崎で用事を済ませた後で、目黒川沿いを散歩しながら五反田へ。
歩いていると意外に蒸し暑かったりしますが、そこここから虫の声が聞こえてきて秋の気配を感じます。
向かったのは五反田駅からソニー通りを進み、城南五山(池田山、御殿山、島津山、花房山、八つ山)のうちのひとつ、島津山と呼ばれるエリアのなかにひっそりと佇むこちら。
「7025 フランクリン・アベニュー」。
もともとは住宅だったと言う一軒家をレストランに仕立てたと言う建物は島津山の通りに溶け込みつつも、オーナが修行したと言うアメリカ西海岸の風を感じさせるステキな佇まい。
窓からこぼれる暖かな灯りも雰囲気があります。
お隣さんはこちらも名店の誉れ高い「ヌキテパ」ですね。
階段を上がりダイニングへ。
このダイニングの雰囲気も実に良いのです。
裏庭に面したテラスもありますのでランチタイムにはそちらも良さそうですね。
ドリンクはこちらを。
- ミルクシェーキ(バニラ)(900円)
いや、正直、ひとりだったらまずオーダしませんね。だって高いもん(笑)。
しかし「7025 フランクリン・アベニュー」の常連である友人がぜひ、とオススメするので飲んでみました。
ミルクシェーキなんて飲むの、なん年振りって言うか、下手したら十なん年ぶり?って感じです。
このミルクシェーキ、確かにウマいことはウマい。
濃厚でいて、それでいて必要以上に重すぎない。
グラスが大きいので、こんなに飲めるかな?と思ったのですが、いえいえ、軽く完飲。ただしカロリーは知りません(笑)。
そしてこの夜のハンバーガー。
- アボカドバーガー(Large 149g)(1,430円)
ハンバーガー類のポーションはパディのサイズで3種類から選ぶことができます。
Medium
Large
Ex.
112g
149g
225g
(1/4 pound)
(1/3 pound)
(Half pound)
ちなみにアボカドバーガーでHalf poundの「Ex.」にするとお値段は1,980円。こんどミルクシェーキは自粛して「Ex.」にしてみよう(笑)。
実は「7025 フランクリン・アベニュー」でハンバーガーを頂くのは2回目。
最初に訪問したのはいまから9年前、2011年。
そのころはちょうど「グルメバーガー」なんて言葉がはやりだした時代で、ぼくもあちこちの新興ハンバーガーショップに行ってはハンバーガーにかぶりついていました。
その当時の記憶を紐解くと、「7025 フランクリン・アベニュー」のハンバーガーの印象は、誤解を恐れずに書くならば、割と「普通」だったのです。
いや、もちろん当時から「7025 フランクリン・アベニュー」のハンバーガーは上等でウマかったのですが、その頃の新興グルメバーガーたちは、こぞってパティは●●の牛肉を使用、とか、バンズは〇〇に依頼した特注品、とか、声高に彼らの独自のこだわりを謳っていて、そのなかで「7025 フランクリン・アベニュー」はアンダーステートメントと言いますか、素材や製法をことさらに主張することなく、清々しいくらいの素っ気なさだったのです。
ちょっと言い訳っぽくなってしまいますが、そんなわけで、当時は華やかな新興組のグルメバーガーに目を奪われがちで「7025 フランクリン・アベニュー」のハンバーガーがあまり印象に残らなかったのかもしれません。
しかし、この夜、ほんとうにひさしぶりに頂いた「7025 フランクリン・アベニュー」のハンバーガーは、実に、しみじみウマいハンバーガーでした。
テーブルに運ばれたハンバーガーから立ち上る、えも言われぬ香ばしい肉の香り。
そしてフレッシュ感のあるレタスやオニオン、具材を包み込むバンズのしっとり感とふんわり感のバランス。
いずれの要素も高水準です。
吟味された素材を使って丁寧に作られたハンバーガーはここまで上等な料理になると言う良いお手本ですね。
おとなが食べて満足できる、本物のハンバーガーが食べたくなったら「7025 フランクリン・アベニュー」、オススメです。
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・店名 7025 フランクリン・アベニュー
・住所 東京都品川区東五反田3-15-18
・電話 03-3441-5028
・備考 特になし。
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