晴れたら久しぶりに出かけるつもりでいたのですが、あいにくの雨で予定がキャンセルになってしまった日曜日。
特にやることもなく…やることと言えば…メシ喰うくらい。ってことで向かったのは品川駅前、港南口。
ご存知の方はご存知と思いますが品川駅前と言えばオフィス街にして食不毛の地。
居酒屋、ファーストフード店、居酒屋、居酒屋…あとは狭いエリアに密集する焼肉店があるくらい。
しかしそんな食不毛の地、品川駅港南口にあって異彩を放つ中国料理店が一軒。
それがこちら。
目印は「大阪王将」の脇に置かれた立て看板。
「大阪王将」の脇のエレベータで7階に上がり、エレベータの扉が開くともうそこは店内。
「邦人式中華酒館HOI」は2000年に恵比寿にオープンした中国料理レストランで、この品川店は2014年にオープンした2号店となります。
メニューを眺めますと四川にルーツを持つ料理が多い印象ですが、ふかひれ料理などもラインナップされています。
「邦人式中華酒館」とは「日本人好みの中華ダイニング」の意だそうで、特に郷土色は追わず、日本人が好みそうな料理を取り揃えていると言うことなのでしょうね。
この日頂いたのはこちら。
- 水煮羊肉 (2,000円)
- 白米(小)(200円)
「水煮羊肉」は大量の唐辛子、花椒などで香りを付けた油とスープで羊肉と野菜を煮込んだ四川料理。
どちらかと言うと牛肉を用いた「水煮牛肉」のほうがポピュラーですが「邦人式中華酒館HOI」では肉自体の旨味とスープの刺激のマッチングを重視して具材にラムの肩ロースを使うのが一押しとのこと。
それでは頂いてみましょう。
見た目は恐ろしいですが、味わいは尖りすぎることなく唐辛子の辛さも花椒の刺激も比較的マイルド。食べやすいバランスです。
このあたりのバランス感が「邦人式中華」を名乗るゆえんでしょうか。
味わいの強いラムもスパイシーなスープに良くマッチしています。
料理は本格的ですが、無理に本場感は追い求めず日本人好みにローカライズ。
これはこれでアリですね。
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・店名 邦人式中華酒館HOI 品川店
・住所 東京都港区港南2-2-2
フジビル 7階
・電話 03-6712-9700
・備考 特になし。
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