※しばらく巣籠り生活が長引きそうな雰囲気なので、過去に撮りためた写真をのんびり紹介していきたいと思います。
この日訪れたのは目黒駅から東急目黒線で3駅目、西小山。
西小山とか、そのお隣の武蔵小山。このあたりって良いんですよね。目黒からすぐなのに、下町っぽい商店街があって。雰囲気がある街って言うのかな。
とんかつには目がないぼく、西小山で絶品のとんかつが食べられる店があると言う噂を耳にして、この日西小山駅に降り立ったのでした。
駅の改札口を出て、右手の商店街を進むこと数分。
この日のお目当て、とんかつ、しゃぶしゃぶの「波止場」の提灯が見えてきました。
「波止場」の料理はとんかつとしゃぶしゃぶの2本立て。
「アクの出ない魅惑の極上豚シャブ」ってのも気になりますが、初めてなのでまずはとんかつ。
そのとんかつは「ロースとんかつ定食」が1,400円(税込)、「上ロースとんかつ定食」が1,850円(税込)、そして「特上ロースとんかつ定食」が2,900円(税込)。
さらに「ロースエアーズロック定食」なる恐ろしいメニューが6,000円(税込)。
悩みますが、初めてなのでオーソドックスな「上ロースとんかつ定食」、行ってみましょう。
オーダ後、20分程度のウェイティングで噂のとんかつが目の前に。
- 上ロースとんかつ定食(1,850円)
まずはそのすばらしい厚みと断面の美しさを誇示するかのようなビジュアルに目を奪われます。
そして得も言われぬ香ばしい脂の香り。
芯の部分はほんのりとピンク色。
断面からもきめ細やかなテクスチャとしっとりとしたサシの入り具合が伺える素晴らしい肉質です。
とんかつの旨さをダイレクトに楽しむために、最初はもちろん塩で。
まずはその芳醇な豚肉の香りに陶然。
実は「波止場」のご主人はもともとは居酒屋を経営されていたそうですが、ぼくもリスペクトする蒲田の名店「丸一」のとんかつに感銘を受けてとんかつ店を始めたと言う異色の経歴の持ち主。
「丸一」のとんかつもそうでしたが、上手に火入れされたとんかつが持つ独特の芳醇な香りが「波止場」のとんかつにもあります。
肉質はしっとりとサシが入り、繊細。それでいて豚肉の持つ力強い旨味があります。
脂も思いのほか重さを感じさせない上品さ。
衣に関しては「丸一」や「とんかつ檍」と言った蒲田系よりはマイルドで、肉とのバランス重視の印象でした。
とんかつ自体のウマさもさることながら、たとえば米にも佐渡の山間部で収穫される特Aランクのコシヒカリを使用するなど、細部にまでご主人のこだわりがつまっているところにも好感が持てます。
噂どおりの絶品とんかつに大満足。
次回は「特上」、行ってみたいですね。
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・店名 波止場
・住所 東京都目黒区原町1-3-15
・電話 03-3714-6922
・備考 休業日はTwitterなどで確認を。
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