五反田 レストラン メイ

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気持ちよく晴れ渡った土曜日。

いつもより豪華なランチを頂きに五反田へ。

 

五反田、と聞くとぼくなどはついつい五反田駅前の猥雑な街並みを思い浮かべてしまうのですが、実は少し駅から離れれば高級住宅街として知られる「城南五山」のうちのふたつ、「島津山」、「池田山」を擁する由緒正しいエリアであります。

 

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この日訪れたのは、駅前の喧騒からは少し距離を置いた東五反田エリアに2014年にオープンしたフレンチレストラン「レストラン メイ」。

店舗はマンションの1階に位置しますが、豊かな緑に彩られたファサードは一軒家レストランのような雰囲気です。

 

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レストラン メイ」の岩田充弘シェフは名店「モナリザ」でスーシェフを務めた実力派。

クラシカルな趣を大切にしながらもコンテンポラリーな要素を取り入れた「レストラン メイ」の料理は程なくしてこの界隈のグルメたちに知られるところとなり、あっという間に人気レストランに。

 

この日のランチタイムもほぼ満席。

女性客比率は80%と言ったところ。みなさま島津山・池田山マダムでしょうか。

 

この日は5,000円の「Menu Déjeuner」を頂きました。

まずはアミューズブーシュとしてトリュフの香るケークサレ。

 

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アミューズは蕪を使ったスープと芝海老のフリット。

 

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前菜のひと皿目はこちら。

  • 白子のムニエルとどんこ椎茸 インカのめざめのソース

舌の上でとろけるような食感の白子の下にはすばらしい厚みのどんこ椎茸。

白子の旨味、椎茸の旨味のマッチングが良いですね。

インカのめざめの甘さを感じるリッチな味わいのソースも美味。

 

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前菜のふた皿目は、濃厚な存在感を発するひと皿目とはガラリと趣を変えて野菜の旨さをダイレクトに楽しむ趣向。

  • あいちゃん農園 三浦野菜 岩田農園の野菜

根菜類の味わいの強さが印象的。軽く味付けされた野菜はそのまま頂いても良いですし、ソースを絡めて頂いても美味。

 

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  • 山口県産鰆のポワレ 春菊のソース

レストラン メイ」のファサードの緑のような鮮烈な色合いが目を楽しませてくれるひと皿。

しっかりとしたポーションの鰆は、ひと口頂いてみると実に鰆らしい味わいに富んでいて、その力強い味わいを活かすための春菊のソースであることが理解できます。

春菊と言う素材を上手に魚料理に合わせるセンスに岩田シェフのひらめきを感じます。

 

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そしてお待ちかねの肉料理。

レストラン メイ」の肉料理はユニークなふた皿構成。

これはひとつのコースのなかで、クラシックとモダンのふた通りのテイストを表現するため。

 

ひと皿目は「クラシック」を表現した料理。

  • 三重県松坂豚のロティ シェリービネガーのソース

魚料理もそうでしたが、こちらも素材から伝わってくる力強さが印象的。

しっかりした味わいの松坂豚の香ばしさを引き立てるのはまろやかなテイストに仕上げられたシェリービネガーのソース。

ふんだんに添えられたジロール茸などの茸類がこの季節らしい味わいを醸し出します。

 

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そしてこちらが「モダン」のひと皿。

  • ロールキャベツ

「ロールキャベツ」とは意表を突かれるチョイスですが、この季節にふさわしい温かくこころと身体に沁み入るような滋味深い味わいでした。

 

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  • 青リンゴのパフェ

デセールは異なるテクスチャの青りんごを何層にも重ねた、一見シンプルに見えて実は手の込んだひと品。

充実のランチの締めくくりにふさわしいステキなデセールでした。

 

アミューズブーシュからデセールまで、いずれも完成度が高く隙の無い料理の数々は、岩田シェフの確かな技倆を窺い知るに十分なものでした。

 

これからの季節はジビエもオススメとのことでしたので、ぜひ近いうちに再訪してみたいですね。

 

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・店名   レストラン メイ

・住所   東京都品川区東五反田2-7-7

      エルシア五反田 1階

・電話   03-6409-6039

・備考   特になし。

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