柴犬かわいいね。
先々代の柴犬が、こどもを産んだ時の話 pic.twitter.com/Fdmx5x0Te1
— 松本ひで吉*犬と猫とねこ色単行本6/13発売 (@hidekiccan) 2018年6月20日
はい、それではLifeTeriaブログの時間です。
先週末は二泊三日で山形まで温泉旅行へ。
温泉旅行なので温泉でゆっくりするのがいちばんの目的なのですが、もうひとつの目的がこちらのお店を訪問すること。
山形は天童、天童市の中心部を流れる「倉津川」をはさんで、天童市市民文化会館の対岸にある天ぷらの「つゆ木」。
天童の「つゆ木」は、かつて銀座にあった天丼の名店「つゆ木」の系譜を継ぐ天ぷら料理店。
看板には「銀座つゆ木 天童支店」、藍染の暖簾には「東京銀座つゆ木 より」とあり、その正統を静かに訴えます。
かつて銀座にあった「つゆ木」は、天ぷらの名店「銀座天國」の露木一族のご子息にあたるかたが独立して開いた天ぷら料理店で、カウンターで天丼のみを供する小さな店舗だったそうですが、その天丼の味は当時の東京で屈指の味わいを誇るものであったとか。
その銀座の「つゆ木」で修行され、暖簾わけを許されたのがこの天童の「つゆ木」の先代のご主人。
先代は高齢のため最近は店舗に立つことはないそうですが、現在は「銀座天國」で修行を終えた二代目が天童の「つゆ木」を切り盛りされています。
そのようなわけで、今では味わえない銀座の「つゆ木」の往時の味わいを今に伝える貴重な天ぷら料理店が天童の「つゆ木」なのです。
それではさっそく天丼を頂きましょう。
- 特上天どん(1,800円)
揚げたての天ぷらをさっとつゆにつけて、ご飯の上にのせてさらにつゆを2、3回振りかけて熱々の天丼のできあがり。
このつゆは銀座の「つゆ木」からわけてもらったものに継ぎ足し継ぎ足しで作ると言う伝統の味わい。
黒っぽい色はいかにも味が濃そうですが、ひと口頂いてびっくり。
色から想像されるようなくどさはまったくなく、舌に残るのは出汁の旨味と醤油の風味だけ。
胡麻油で揚げられる天ぷらも、ひと言で言えば軽やか。油の余計な重さを感じさせません。
この日は山菜の天ぷらまで頂いて大満足。
そして翌日、山形滞在最終日に再度「つゆ木」を訪問。
この日頂いたのはこちら。
- かき揚天どん(1,700円)
前日に頂いた「特上天どん」も美味でしたが、ぼくの好みはこちら。
海老や烏賊、帆立貝などの魚介の風味が、香ばしくサクッと気持ち良い食感に揚げられた衣と一体になり、実に上等な天丼でした。
往時の銀座の「粋」を感じる天丼に大満足。
山形を訪れた際には再訪したいですね。