クリスマスの本質とは、あなたの与えるプレゼントにあるのではなく、分け合われる愛のうちにある。
-アマンダ・ホワイト
つか俺なんて一回クリスマスプレゼントに炒飯出てきたことあんだからな。何これ?って聞いたら「クリスマスプレゼント」って。ありがとうって言って食べたけど、3日ぐらい何が起きたか理解できなかったよ。プレゼントが気に入らないとか言ってる奴は考えが甘いよ、あのしょっぱい炒飯食べさせたいわ。
— ジュード (@modern_man_jp) 2016年12月21日
前菜の最後のひと品はスープ。
・スープ ド ポワソン “ラ クレリエール”
魚介類の濃厚な旨味が凝縮された「ブイヤベース」スタイルのスープ。
魚介類の臭みや雑味を取り除き、旨味と香ばしさだけを抽出したかのような味わいです。
メインディッシュのひと皿目はこちら。
・釧路産真鱈のロースト 白子添え ソースカルボナーラ
前菜から北海道産の食材が多く使われていたのでシェフのご出身をお訊きしたところ、北海道の留辺蘂(るべしべ)町とのこと。
魚料理にも冬の北海道の味覚、真鱈を使っています。
濃厚なソースですが、あっさりとした鱈の味わいをじゃますることなく、上手にその持ち味を引立てています。
肉料理はこちら。
・豚ホホ肉とセップ茸、泥ごぼうのブレゼマデラ酒の香り
ここまでの料理とはうってかわって素朴なプレゼンテーションですが、ブレゼ(蒸し煮)にすることで旨味をギュッと閉じ込めた滋味深いひと皿。
牛蒡の力強い味わいが印象的です。
アヴァンデセールはこちら。
・エルダーフラワー
アプリコットとヴァニラのアイスクリームをのせたエルダーフラワーのジュレにさらにエルダーフラワーのジュースをかけて頂きます。
・タルトタタン
素朴なデセールですが、寒い冬の夜に暖かいダイニングで頂くタルトタタン、これが良いのです。
プチフールもご覧の通りの美しさ。
アミューズからプチフールまで、美しく工夫が凝らされたプレゼンテーションにシェフの気配りと美意識が感じられますね。
いずれの料理も、繊細な調理でそれぞれの素材の持ち味を引出しており、シェフの高い技量が垣間見えるコースでした。
2017年からは多少コースのお値段が上がってしまうようですが、白金の地で、これだけの料理をこの価格帯で頂けるのはコストパフォーマンス良好と言えるかと思います。
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・店名 ラ クレリエール
・住所 東京都港区白金3-14-10
ベルパラーゾシロカネ 1階
・電話 03-5422-6606
・備考 特になし。
・オススメ ☆☆☆★★
(3点:けっこうオススメ!)
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