新宿 「秀恵」で上海蟹尽くし

…(笑)。

なかなかこんなふうに冷静な切り返しできないですよね。あっぱれです。

 

さ、今日はこんなネタから。

 

食べ物の出力が可能な3Dプリンター「ChefJet」が2014年の後半にリリース予定

 

ちょうどただいま、アメリカはラスベガスにて世界最大の家電見本市「2014 International CES(Consumer Electronics Show)」が開催されていますが、そこで注目を集めているのが「3Dフードプリンタ」なる商品。

 

「3Dプリンタ」についてはあらためて説明するまでもないと思いますが、樹脂などを積層することで3次元、つまり立体の物体を作成できる機械ですよね。

科学分野にとんと疎いオレ、「3D『フード』プリンタ」と聞いて、ついに「3Dプリンタ」で「A5ランク級霜降り肉」とか作れるようになったか!?と早とちりしましたが、そうではなくて、チョコレートと砂糖による菓子を作れる3Dプリンタなんだそうで。

 

予定価格は1万ドル(約104万円)近くとまだ高価なデバイスではありますが「ウエディングケーキに置かれている砂糖菓子のような新郎新婦の顔や服を細かく表現したものを作ることも可能」とのことで、ホテル業界などでの需要が見込めそうです。

 

はい、冷え込んだ金曜日もLifeTeriaブログの時間です。

昨日はグルメな友人からのお誘いで上海蟹を食べる会に参加してきました。

上海蟹、実はちゃんと食べたことがなかったんですよこの歳になるまで。

父親が上海蟹を好きだったこともあって、30年以上前、ぼくがまだ小僧だったころ、冬になるとよく六本木にあった「東京飯店」という中華料理屋さんに上海蟹を食べに行ったものですが、当時は「上海蟹はこどもは食べちゃいけない」と言い含められ、わずかに蟹の身の一片を恵んでもらえただけだったんですね。

たしかに上海蟹、おとなでも食べ過ぎると腹を壊したりしますから、こどもが食べるにはちょっと危ない食べものではありますが、ホントの理由はおとなが蟹を独占したかっただけだったのかも(笑)。さあそんな積年の恨みを晴らすときが来ました(笑)。

 

寒風吹きすさぶ歌舞伎町の風俗街、「『おっぱぶ』いかがすかー?」という呼び込みを振切り向かったのは上海料理の「秀恵」。

お待ちかねの上海蟹尽くしコーススタートです。

 

冷菜

上海蟹の紹興酒漬け

むきえびの上海蟹みそソース

・上海蟹みそ入り豆腐の旨煮

上海蟹入り春雨炒め

・豆苗の炒め上海蟹みそあんかけ

上海蟹の姿蒸し

上海蟹みそ入り春巻

デザート

 

上海蟹の紹興酒漬け」、食べる前はちょっと癖があるかな?って思っていたんです。ほら、韓国料理の「ケジャン」とか、けっこう生臭かったりするじゃないですか。あれ苦手なんですよね。で、実はちょっと恐る恐るしゃぶってみた上海蟹。…あ。ウマいですね。泥臭さや生臭さは紹興酒や香辛料で中和されて蟹の旨み、甘みが味わえました。

 

今回のコースは豆腐料理や野菜料理にも蟹味噌がふんだんに使われていて蟹好きにはたまらないメニューですね。

 

「上海蟹入り春雨炒め」は蟹自体ももちろんウマかったんですが、むしろこの料理の主役は春雨でしょうか。上海蟹の風味をたっぷり吸込んだ春雨が美味なのです。

 

そして今夜の主役…。「上海蟹の姿蒸し」が登場。今夜はひとり1杯分が割当なのですが、主催者の発案で、オスを半身、メスを半身と食べ比べしてみることに。

ちなみに写真に写っている蟹がメス。おなかが丸いんですね。オスはおなかに三角のかたちの模様がありますからすぐわかります(と主催者のかたに教えてもらいました)。

 

主催者のかたによると、卵をもっているメスより、白子の風味を味わえるオスのほうが珍重されるということで、たしかにオスメス食べ比べてみるとオスのほうが濃厚な味わい。ぼくもオスのほうがウマいと思いました。

 

最後にこれまた蟹味噌が入った珍しい春巻を食べて〆め。

 

いや、上海蟹尽くし、なかなか豪勢でいいですね。食べるのがたいへんでしたけど(笑)。ご招待頂きありがとうございました。

 

最後にミニ知識を。蟹を食べた後の手の臭い、これって石鹸でもけっこう取れないものですが、烏龍茶で手を洗うと臭いがだいぶ薄くなりますよ。お試しください。