梅雨あけたみたいです。
夏ですね。
夏と言えば…あれですよ、浴衣。
浴衣っていいですよね、もう、着るだけでステキ率2割アップでしょ。
いや、男性もね。男前度あがりますよ。
さて告知です。
ひさしぶりにイベントを企画してみました。
今回は珍しくテーマを決めてみました。
ひとつは浴衣。夏らしくっていいですよね。
そしてもうひとつは「江戸前鮨」。
ご存知の通り「すし」にはたくさんの種類が有ります。
なれ寿司や押し寿司、稲荷寿司や巻き寿司。
そしてひと口に握り鮨と言っても、回転寿司屋さんの握り鮨から、繊細な仕事が施された江戸前鮨まで、価格も技法もクオリティも千差万別。
ぼくも若いころは粋がって、銀座の高級鮨店に通ったものです。
もちろん財布のなかにいつもそんな贅沢ができるようなお金が入っているわけではないので、ボーナスが出るとその日に3万円を握りしめて(バカですね)、勇躍して銀座に向かったわけです。
古くから銀座の名店と言われた「小笹」、「久兵衛」、「なか田」。
待ち人が約束の時刻に現われず、やむなく「久兵衛」のカウンターにひとり座るはめになったこともありました。
30そこそこのガキが久兵衛のカウンターでベテランの職人さんと対峙している様子を思い浮かべて下さい。
居心地が悪いったらありません。なに話せばいいんですか(笑)?
でもそういった名店はたとえ若僧に対しても軽んずることなく、丁重にもてなしてくれることも知りました(もちろん帰りにはその対価としてちゃんと3万5千円くらいの請求がありましたけど)。
そのような銀座の高級店の味を知ったあと(正確に書くと「知ったつもりになったあと」)は、神田「鶴八」、新橋烏森「新ばし しみづ」といった、より江戸前の技法を色濃く残す店にも行ったりしました。
そのような名店で食べた鮨は、ぼくがそれまで食べていた鮨とは違う食べものでした。
ひと言で言うと、ぼくが知っていた鮨は「酢飯に刺身をのせたもの」。
そして鮨屋に通うようになって知った江戸前鮨は、「〆める」、「茹でる」、「煮る」、「漬込む」といった伝統の技法を駆使したり、そして加工しないタネだったとしても熟成させることで魚の旨味を引き出したり、「仕事」をした鮨でした。
それぞれの店に特徴はあれど、やはり名店と呼ばれる鮨屋の鮨は、いずれも魚の芸術品と呼びたくなるような珠玉の鮨ばかりでした。
でも、高いんですよね、本物の江戸前鮨は。
若いひとが江戸前鮨のような日本の食文化をリーズナブルに知ることができる機会があればいいのですが…。
いや、無いなら企画しちゃいましょう!
今回、たまたま、若いひとたちにも本物の江戸前鮨を体験してもらいたい、という志ある職人さんにご協力頂けることになり、こんなパーティを企画させて頂きました。
この夏の想い出に、8月3日は浴衣と江戸前鮨。いかがでしょうか?
詳細はEVENTのページにて!
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