上野 井泉本店

みなさんAmazon使ってます?

使っているかたはおわかりだと思うんですけど、メールで「おすすめ商品のご紹介」が届くじゃないですか。

そのラインナップを見ると、あー、確かにオレそんな商品買ってたね、と納得することもあるんですが、たまに「は?」的なレコメンドもあるわけです。


先日オレのメールに届いたおすすめ商品。

・完全読本 その後の美奈子ファミリー(講談社MOOK)

・ハダカの美奈子

・懺悔〜ゴマキの弟と呼ばれて〜


「その後の美奈子ファミリー」、「ハダカの美奈子」。

…なんでやねん。

なんで美奈子関連の本が2冊もオススメされているのにビッグダディの本がないんや?


…いや違う違う!

そんなことと違うわ!


オレいままでビッグダディのテレビなんて観たことないし(注:正確にはテレビがなくて観られない)、美奈子のハダカ、もといハダカの美奈子なんてまるで興味ないんだが。


いや、まあ興味がないというのはウソで、確かに本屋で「ハダカの美奈子」をパラパラッとめくったことはあった。確かに。


しかしもっとわからないのが「懺悔〜ゴマキの弟と呼ばれて〜」(笑)。

そこまでオススメするならちょっと読んでみたいぞ。


まあ、これっていわゆる「協調フィルタリング」って言うヤツですかね?つまりはオレに似たようなユーザがよく買っている本ってのがこういうラインナップってことですね。


はい、月曜日の夜もLifeTeriaブログの時間です。

日曜日は父の日だったので、千葉の山奥に住む父親を呼び出して、父親が若いころから愛用していた上野広小路「井泉」へ。


昭和5年創業、当時の面影を残す風情のある木造2階建ての店舗は一見の価値があります。


 ・特ロース(1,600円)

 ・ご飯(200円)

 ・とん汁(200円)

 ・お新香(200円)


ラードが強く香り、ザクザクッと粗めの力強い衣が井泉のとんかつの特徴。ですが、往時に比べると揚げ油もちょっと軽めになったような気がしますし、衣も少し少しおとなしくなっているような。


肉質はもちろん一定の水準以上ではありますが、こちらもかつてのようなジューシーさがなく、さっぱりしているという言い方もできるかもしれませんが、ちょっともの足りないものでした。


普通のロース定食は1,250円とリーズナブルですが、特ロースにご飯ととん汁、お新香を付けると2,200円。


2,200円という値段を考えると、もう一段うえの完成度を期待しちゃいますね。

まあこれは最近の銘柄豚を使った新興とんかつ店でとんかつを食べているから、ということもあるかもしれませんが、往年の「井泉」のとんかつはもっと香り高く、力強かった記憶がありますから、ぜひあのころのロースかつをもう一度味わいたいな、と。そう思います。


「井泉」には暖簾分けした店舗が数店舗ありますが、たとえば銀座の「井泉」のロースかつ、こちらのほうがむしろむかしの「井泉本店」のロースかつを忠実に再現しているような気がしますね。


とは言え、もちろんおいしいことはおいしいんです。そして、この店の佇まいが醸し出す、ぼくたちが忘れかけている昭和の風情を味わいながら頂くとんかつ、これはやはり格別ですし、ぼくの好きなお店であることには違いありません。


好きだからこそ、期待値も上がってしまうんですよね…。


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・店名   井泉本店

・住所   東京都文京区湯島3-40-3

・電話   03-3834-2901

・備考   普通のロースかつ定食はいまどきうれしい1,250円。

・オススメ ☆☆☆★★(3点:けっこうオススメ!)

・参考記事 2011年10月16日「上野 井泉本店

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