先日時計好きのかたとお話ししていてですね。いまいちばん欲しい時計を訊いたんですよ。
「ピゲかなぁ」
「オーデマピゲ。でしたっけ?」
「そう」
「いくらくらいするんですか。ピゲって」(←貧乏人はすぐ値段を訊きたがる 笑)
「まあ普通100万円台から、って感じ」
「ひゃくまんえん…」
「まあバカだよねえ。時間なんて携帯見りゃいいんだし(笑)」
「ま、それ言ったらクルマだってそうですよね。公共交通機関使えって感じですよ(笑)」
ということで、結論は時計好きもクルマ好きもどちらもバカ。
バカ両成敗ってことで引き分けです。
さて。これまた先日。
クルマ好きの友人がフェラーリを買ったという情報がFacebookで流れていまして。
フェラーリ!?
いや、確かにその友人、欲しい欲しいとは言っていましたが、そんなに簡単に買えるクルマじゃないでしょフェラーリ!?
どういうこと?それってアベノミクス効果ってヤツですか?
納車がこの土曜日だったので、ヒマ人のオレ、納車にノコノコついて行くことに。
スミマセンねせっかくの納車日、ナビシートがオレなんかで。
ご購入されたフェラーリはF355スパイダー。
最新のモデルではありませんが、美しいスタイルとそのエグゾーストノートの良さで、歴代のフェラーリのなかでも特に人気が高いモデル。
そう、フェラーリのオーナーさんってエグゾーストノートにこだわるひと、多いですからね。
外装は定番中の定番、ロッソ・コルサ。英語だと「レーシング・レッド」。イタリア語だとなんとなくステキです。内装はネロ、黒ですね。そして「スパイダー」ですから、屋根は幌。
青山〜六本木〜芝公園〜首都高C1〜首都高湾岸線。
トップをあけて風を受けながら、管楽器のように高らかに響き渡るフェラーリサウンドを聴いていると、このままどこまでも走り続けたくなるような気分になりますね。
そして横浜で首都高を降りて、夜空を見上げればランドマークタワーやコスモクロック21。クルマ好きにとっては至福の時間です。
むかし「湾岸ミッドナイト」というマンガにこんなセリフがありました。
「つまりポルシェ的なモノとフェラーリ的なモノ
『この車なら死んでもいい』コレがフェラーリ的なモノだろ
アツイとゆーか(笑)理性を感情が簡単に超えてしまうそーゆー走り感だ
じゃ ポルシェ的なモノはどうだと思う?
『この車なら死なない』そうなるのヨ」
チョイ乗りではなく、ある程度のスピードを出しての、フェラーリの本格的なドライブは初めてでしたが、確かに、乗り手の理性を失わせる魔性がある恐ろしいクルマでした。
こういうクルマは世界広しといえど、そうはありませんね。
同じくイタリアのマセラティも、フェラーリと同じような刹那的な享楽を強く感じる点では似通っているかな、と思いますが、やはり刺激性の強さではフェラーリでしょうか。
はい、つかの間のセレブ気分を味わったあとはLifeTeriaブログの時間です。
土曜日の夕飯、フェラーリで向かうは外苑前の「Royal Garden Cafe 青山」。
ちょうどこの週末まで、「Royal Garden Cafe 青山」ではポルシェの最新モデルに触れられる「Porsche Cafe Aoyama」が開催中。
納車のあとのクルマ談義にはこの上ないスポットです。
・モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、パルメザン、リコッタの4種チーズのピッツァ(1,300円)
・オーガニックスパゲティ ブロッコリーと海老とドライトマト(1,200円)
・黒毛牛と黒豚のオーブン焼きハンバーグ 有機マッシュポテトと卵を添えて(1,300円)
「Royal Garden Cafe」は、「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルグループとキリンビールが経営するカフェなんですが、青山という場所にしてはお値段も良心的、料理のクオリティも悪くありません。
夜風は少し冷たいですが、テラスで最新のポルシェケイマンを眺めながらの夕飯、なかなかステキな時間です。
F355もいいけど…新しいケイマンもいいなあ。
買えないけどカタログだけもらっとくか。
「カ…カタログください(小声)」
「どうぞ。こちらになります」
爽やかな笑顔のポルシェジャパンの広報クンからカタログをもらいながら、オレにアベノミクスの追風が(強く強く)吹けと祈った夜でした。
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・住所 東京都港区北青山2-1-19
・電話 03-5414-6170
・備考 2階にレストランもあります。
・オススメ ☆☆☆★★(3点:けっこうオススメ!)
・参考記事 2013年03月09日「青山 Royal Garden Cafe 青山」
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