この前の月曜日、昭和の日で祝日だった日。六本木〜麻布十番と散歩していたわけですが、あのあたりはあいかわらず道ゆくクルマがバラエティの富んでいて、クルマ好きのぼくとしては見ているだけでも楽しいですね。
麻布十番のそれほど広くないガソリンスタンドにはロールスロイスのゴースト、ベントレーのコンチネンタルGT、ポルシェは911は普通の(笑)カレラとターボが仲良く1台ずつ。
いや、でもあんなのフツーフツー。
お金さえあれば買えるもん。…って、お金もないんですけどね。
でも究極のクルマ趣味とはそうじゃない。こういうことでしょう。
これ、ネタでもなんでもなくて、横浜にあるフェラーリ専門店、コーナーストーンズの店長さんがホンモノのF1マシンを買っちゃったというお話。
このコーナーストーンズの店長である榎本さん、日本でもっとも多くのフェラーリを売る男として業界では有名なかた。
今回は自身の楽しみのため、ホンモノのフォーミュラ1、ティレル019を購入したと。
このティレル019は1989年に日本人初のフルタイムフォーミュラ1ドライバーである中島悟選手が実際にドライブしたもの。
この当時のチームメイトはジャン・アレジ選手。後藤久美子のダンナさんですな。
それほど目立った成績を残したマシンではありませんが、設計的には後のフォーミュラ1マシンに大きな影響を与えたマシンということで…ってこのあたりを書き始めると長くなるので省略。
さて、ホンモノのF1マシン。こんなもの買ってどうするのか。
もちろんひろーいガレージやひろーいリビングがあればそこにディスプレイして日夜眺めてニヤニヤするというのも一興。ですが、キチンとメンテナンスしていれば実際に走行することも可能なんだそうです。
ただしサーキットへの搬送費用もかかりますし、サーキットではピットやコースの使用料、そして走行前後のメンテナンスと1回走るだけで数十万〜の費用は発生するようですが。
お値段は「ヒストリーのあるティレルやロータスなどの“竹クラス”は、お値段3000万円前後。ミナルディやレイトンハウスなど“梅クラス”なら、1000万円くらいが相場」と、思ったよりずっと安価。
さ、今日からフォーミュラ1貯金始めますかねー!
木曜日の夜は久しぶりに会う友人と銀座で夕飯。
友人が探してくれた評判のよい焼鳥屋さんへ向かいます。
銀座6丁目、路地裏にひっそりと佇む焼鳥店。
ああ、いいですね。古き佳き昭和の銀座がここにありました。引き戸を開けて店内へ。
こういう歴史あるお店って、ある意味、時代の先端でスタイリッシュにキメたレストランより緊張します。
店内はスッキリと片付けられ、清潔。
おまかせのコース1本なんだそうです。
・サラダ
・つくね
・うずら玉子
・砂肝
・正肉
・鳥わさ
・椎茸
・合鴨
・ささみ
・温泉玉子
・手羽先
・鶏皮
・レバー
・銀杏
・鳥スープ
こちらの内容で3,500円。
〆めの炭水化物はありませんが、かなりの満腹感ですね。
焼き加減、たれの味わい、塩加減、なにかが突出しているわけではありませんが、いずれの料理も過不足なし、バランス良く安定感あります。
この安定感が老舗たる所以ですかね。
最初は銀座の焼鳥屋さん、ということで若干構えていたわれわれでしたが、気さくな女将さんのおかげで楽しい夕餉になりました。
おいしいお店を探してくれたT野くんありがとう。また行きましょう。
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