ファストフード大国と言えばアメリカのイメージが強いように思うのですが、味わいの面では日本のファストフードのほうが上を行っているようです。
以下の記事はいずれも日本マクドナルドの新メニュー、「オージーデリ」と「チーズオージーデリ」についてのものですが、日本と海外の反応はだいぶ違うようです。
・【マクドナルド】オージーデリとチーズオージーデリは近年まれに見る駄作/
まあ食べてみたわけではないので、この記事が妥当なものか判断はつきませんが、食感も味付けもダメだと。そういうことですね。
・「日本は嘘つかない」日本のマクドナルド新メニューの海外反応
こちらは「チーズオージーデリ」を紹介した動画への海外からの反応。こちらも見た目だけでの印象ですからアテにはなりませんが、概ね「日本のバーガーはウマそうじゃん!」的な反応。
ま、確かにこの記事を見ると海外のマクドナルド、バーガーキングいずれも見た目はヒドいですよねえ。
・海外の「マック」と「バーガーキング」のハンバーガーが見本写真と違いすぎると話題に
はい、週の始まり、月曜日の夜もLifeTeriaブログの時間です。
好きなお店なんですけど、なぜかいままで一度も採り上げていなかったお店があります。今夜のお店もそういうお店のひとつです。
今夜はひさしぶりに目黒「とんき」へ。
言わずと知れた、とんかつの有名店です。
いつ行っても満席、もう何十年も「とんき」へ通っているよ、といった風情のご老人から、若いひと、外国人のひと、年齢も国籍もさまざまなお客さんが仲良く白木のカウンターの前に座っておいしそうにとんかつを食べている様子は楽しく、幸せな光景です。
長い長いカウンターのなかは広い厨房。表から見えているだけで7〜8人のスタッフが働いていますが、衣を付けるひと、揚げるひと、揚がったとんかつをザクザクッと切り分けるひと、配膳するひと、一糸乱れぬフォーメーションはいつ見てもほれぼれします。そして注文をとるマスター、いちどに何人ものオーダーを聞いて、なにもメモを取らず注文を正確に諳んじている様子は名人芸の域です。
・ロースカツ定食(1,800円)
しっかりした身のロースはかなり厚切り。揚がり具合はそれほどレア感を求めたものではなく、しっかりと火を通したものです。
「とんき」の特徴は何よりその衣です。極限まで薄く、パリッと濃い揚げ色が付くように仕上げられた衣は、とんかつというよりいわゆる「カツレツ」風のもの。
ただし、衣が豚肉から剥がれやすいので注意して口に運ばなければいけません。
油は軽めで、薄い衣とあいまって胃もたれしにくく、揚物があまり得意でない、というひとにも薦められる仕上がりです。
そしてホスピタリティが良いところもこのお店の印象的な点です。
皿のキャベツが無くなりそうになると、サッと若い衆が近寄って「キャベツはいかがですか?」と訊いてくれたり、食べ終わる間際に新しいおしぼりを持ってきてくれたり。今夜はぼくの隣の男性独り客のかたが手持ち無沙汰と見ると、新聞を持ってきて薦めたり。下町の名店かくあるべし、と言うお手本だと思います。
そして会計を終えて店を出る時に笑顔で見送ってくれるスタッフ。いつもいつも、いいお店だな、と思って満ち足りた気分でお店を後にします。
正直、とんかつの味だけでしたら、ここより好きなお店はほかにありますし、ここが東京最高のとんかつ店と言うつもりもありません。
しかし、店構えや気持ちのよい接客なども含め、やはり愛すべき、下町の老舗のひとつです。
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・店名 とんき
・住所 東京都目黒区下目黒1-1-2
・電話 03-3491-9928
・備考 営業時間は22:45まで。
・オススメ ☆☆☆★★(3点:けっこうオススメ!)
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