「アインシュタイン その生涯と宇宙」という本が話題になっているそうですね。
話題なのは内容ではなくて、なんとその珍訳。
マックス・ボルンという物理学者に触れた章では、名前の「マックス」を「最大限」と誤訳し、「ボルンの妻ヘートヴィヒに最大限にしてください」とする迷訳。
その他、あきらかに機械で翻訳したことがありありとわかる珍訳迷訳が多数あり、あまりのひどさに結局初版は回収になったそうで。
Amazonのレビューには、なんと訳者からの「事情のご説明」が掲載されるというこれまた前代未聞の珍事。
詳しくは訳者からのレビューをご覧頂きたいのですが、翻訳者の手配が間に合わず、別の翻訳グループに外注に出したところ、あまりにもヒドい翻訳ができあがってきてしまったため、なんとか編集部内で修正を試みたものの結局は時間切れで出版されてしまったという、あまりにあんまりな事態だったようです。
珍訳の初版は、古本屋で20,000円の値段がついているそうで、これまたビックリ。
はい、LifeTeriaブログの時間です。
今夜は昨日の続き、中目黒「スゥリル」でのランチのメインとデセールを。
・仔羊背肉のローストの瞬間燻製、ロックフォールチーズのソース
・とうもろこしのブランマンジェとロックフォールチーズのアイスクリーム
前回のディナーで食べた岩中豚も抜群だったのですが、もう、今回のこの仔羊にはノックアウトされました。
絶妙な火入れがされた仔羊の背肉は、雑味なく仔羊の旨味だけがその身に凝縮しているかのような洗練の極み。そこに食欲をくすぐる燻煙香とロックフォールチーズのソースの刺激的な香りが加わることによって、洗練されているだけではなく、力強い味わいが産み出されます。
なーんて、凡百のことばを書き連ねても、このすばらしさは伝わらないと思いますので、もう、写真を見てご想像頂ければ、と。そんな感じです。
デセールはとうもろこしのブランマンジェに、そしてこれまたロックフォールチーズのアイスクリーム。とうもろこしの味がしっかりと残ったブランマンジェが美味でした。
前回のディナーに続き、またしてもすばらしい料理の数々に感服。大満足のランチでした。
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・店名 スゥリル(Sourire)
・住所 東京都目黒区青葉台1-15-2 AK3ビルディング2F-B
・電話 03-5784-2036
・備考 ランチは2,400円から。仔羊のローストは+1,200円です。
・オススメ ☆☆☆☆☆(5点)
・参考記事 2011年06月01日「中目黒 スゥリル(後編)」
2011年05月31日「中目黒 スゥリル(前編)」
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