久留米 レストラン客宝館

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先日のブログでFormula1モナコGPについてちょっと熱く…暑く…語らせて頂きました。

 

決勝では小林可夢偉選手がクレバーかつアグレッシブなレース運びを見せ、5位フィニッシュという、現在のチーム力からすればベストとも言える素晴らしいリザルトを残しました。

それにしてもモナコGPで5位。すごいですよね。モナコGPで5位というのは世界で5番目に運転がウマいひとというのとほぼ同義ですよ。


さて、そんなモナコGPと並び世界三大レースと言われるル・マン24時間レース(ちなみに三大レースのもう一つはインディ500ですね)がいよいよ今週末に開催されます。

今回のル・マンでは、レース開始前に、1991年、日本のメーカーとして史上初の総合優勝を勝ち取ったマツダ787Bのデモンストレーションランがあるそうです。マツダが総合優勝の栄誉に輝いてからちょうど20年を記念して、また、3月の未曾有の大震災の犠牲者への哀悼の意と日本の復興に向けての想いを新たにするためにという想いから実現したイベントだそうです。

20年前の6月、テレビ朝日のレース中継を見ながら、まだ自分のクルマすら持っていなかった若き日のぼくは、サルトサーキットを駆け抜けるオレンジ色のマツダ787Bの勇姿に胸を熱くしました。

そして翌日の新聞広告もまたステキでした。

優勝候補の一角と目されながら伏兵のマツダに敗れ、2位、3位、4位という結果に終わったジャガーが、マツダ787BとジャガーXJR-12が写っている写真をバックに「Congratulations MAZDA」とライバルの栄誉を讃える全面広告を出したのでした。

旧き佳きモータースポーツ史の一幕ですね。

クルマ人生のほとんどすべてをマツダのクルマと過ごすほどマツダ好きなのも、そしてオレンジ色のクルマ萌えなのも、ひとえにこのときの感動によるものかもしれません。


今年、20年ぶりにフランスのル・マン郊外、サルトサーキットにその勇姿を現すマツダ787Bをドライブするのは、20年前の優勝ドライバー、ジョニー・ハーバートと言いますからこれも往年のマニアには感涙ものです。

また、今回はスタート前に、「ラ・マルセイエーズ」だけではなく、君が代が演奏されるそうで、今年のル・マンは日本のファンにとって特別なル・マンになりそうです。

 

はい、週の折り返し、水曜日もLifeTeriaブログの時間です。

 

昨夜から久留米に滞在しているんですが、久留米と言えば久留米ラーメン。白濁した濃厚な豚骨スープに、固めに茹でた縮れのない細麺が入ったラーメンです。

博多ラーメンと同系統ですが、九州の豚骨ラーメン一派の始祖となるのが久留米ラーメンらしく、博多ラーメンより濃厚で野趣溢れる味わいが特徴。


…とここまで書いたら普通久留米ラーメンの話になると思いますよね?


でも今夜は肩すかしで久留米フレンチ。

 

九州新幹線が停車するようになり、駅舎もリニューアルしだいぶ近代的に整備されたJR久留米駅から徒歩0分。

駅の真ん前にオープンした「レストラン客宝館」で今夜の夕食を。「客宝館」。お客様は神様です、お客様は宝です。という意味でしょうか。

 

 ・前菜     生ハムと野菜のテリーヌ サラダ仕立て

 ・本日のスープ ガスパチョ

 ・メイン    佐賀牛ランプのステーキ 和風ソースで

 ・デザート   苺のソルベ

 

野菜のテリーヌは目で見て美しく、野菜のフレッシュ感を全面に押し出した一皿。

続く本日のスープはガスパチョでした。トマトの酸味、ビネガーの酸味にアクセントとしてわずかな辛みを仕込み、蒸し暑い久留米の夜のスープには最適です。

 

そしてメインは佐賀牛のランプを。

やや身に固さがありましたが、佐賀牛の味わいを楽しむことができました。おいしく頂きましたが…あえて言うなら大根おろしを使った和風のソースがやや類型的な感があり、せっかくの肉の旨味を活かし切れていない印象。

 

とは言うものの、このコース、2,980円(税別)というお手頃価格。九州ならではのコストパフォーマンスでしょうか。

なかなか良いお店でありました。

次回訪問する機会があれば、ぜひ地の魚料理なども試してみたいと思います。

 

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