昨日は4年ぶりに大好きなシェフの料理を堪能した興奮で、思いがけず長文のブログになってしまいました。
興奮しすぎてメニュー表記まで間違っていたことに先ほど気づきました。すばらしい前菜、「仔鳩」と書いてしまいましたが正しくは「仔兎」です。すみません。
今夜は昨日の続き、中目黒「スゥリル」でのディナー、後半です。
・わらさのポワレ、筍とホタルイカ ヴィネグレットソース
・岩中豚のポワレ 林檎と生姜のチャツネ
・ココナツ風味のお米のバヴァロワ 苺のソルベを添えて
わらさはかなりレア感のある仕上げで、魚の身の旨味もたっぷりと残して。おいしい魚を頂きながら、そういえば肉料理の印象が強過ぎて忘れていたけど、以前食べた魚料理、石鯛のポワレとかおいしかったっけ、と思い出しました。
お待ちかねの肉料理は、岩中豚を。岩中豚、その名から想像がつくとおり、岩手のブランド豚で、岩手中央畜産株式会社を略して「岩中」。
肉は実に美しい色合いに火が通り、これ以上でもこれ以下でもない、絶妙の火入れ。外側の香ばしいチャツネの風味が肉の香りと脂身の甘さをさらに引き立たせます。豚肉料理の醍醐味を味わえる、すばらしい一皿。
デセールはお米のバヴァロア。お米、ココナツ、パイナップルという組合せは、アジアンテイストを感じさせておもしろい趣向ですね。以前の「アンフォール」でもこういうテイストのデセールは食べた記憶がなかったのですが、とても気に入りました。
お値段についても書き添えておきますね。
この日のディナーコースは5,500円(チャージ500円別)。仔兎とフォアグラの前菜は+500円の追加料金なので、6,500円(税別)となります。
中目黒というエリア、スタイリッシュな空間、そして何よりこのクオリティとこのボリュームの料理で6,000円台。これはすばらしいコストパフォーマンスと言って良いのではないでしょうか。
期待に胸躍らせて訪問し、期待に違わぬすばらしい料理の数々にノックアウトされた一夜でした。
その料理からは、総じていうならば、以前からの輪郭の強さ、力強さという美点に、スッキリと洗練された感覚が加わったような印象を受けました。
そして、インテリアのスタイリッシュな雰囲気がその料理のテイストに良くマッチしているのも好ましく感じました。
「スゥリル(Sourire)」とは「微笑み」、「笑顔」の意味だそうです。おいしい料理を楽しみ、食べたひとが笑顔になる、そんな想いでしょうか。
昨夜のぼくたちも、もちろん、笑顔でお店を後にしました。
優しいだけの料理、美しいだけの料理に飽き足りない食いしん坊の皆さん、今年イチ押し、「スゥリル」。ぜひ一度お試しを。
───────────────────────────────
・店名 スゥリル(Sourire)
・住所 東京都目黒区青葉台1-15-2 AK3ビルディング2F-B
・電話 03-5784-2036
・備考 ランチは2,400円より。ランチもお値打ち価格です。
・オススメ ☆☆☆☆☆(5点)
───────────────────────────────
コメントをお書きください