「コンフォート・フード」ということば、ご存知でしょうか?
アメリカでもイギリスでも通じる言い方のようですが、子どもの時から食べ慣れていて、これを食べるとホッと心が安らぐような素朴な料理のことを指すようです。
アメリカだと具体的にはハンバーガーやフライドチキン、グリルドチーズ(チーズのホットサンドイッチ)なんてものが該当するようです。
アメリカ、特にニューヨークでは、最近ファインダイニングと呼ばれる高級料理店よりもこの「コンフォートフード」レストランの開店が目立っているそうです。
Soho地区にある「Burger&Barrel(バーガー&バレル)」はこの一派の代表的なレストランなんだそうで、こだわりのハンバーガーが大人気とか。
でもさ、それっていわゆるファーストフードじゃん?なんて思ってしまいますが、いわゆるファーストフードとの相違は、大量生産ではなく、吟味された材料を使い昔ながらの製法で作る「上質な」カジュアルフードである、といったところにあるようです。
はい、ゴールデンウィーク最終日、LifeTeriaブログの時間です。
翻って我が日本。
日本にはコンフォートフードってあるんでしょうか?
日本だとさしずめおふくろの味、って感じでしょうか。
じゃあ、こんなのはどうでしょう?
白金「あかね食堂」。
こだわりの食材を使って上質な定食を作ってくれる「大人の定食屋」です。
場所は恵比寿駅から白金方面に向かって歩き、首都高目黒線とぶつかるあたり、まさにその首都高目黒線の高架下にあります。
高架下といっても、この一帯、なぜか今どき感あふれる飲食店が軒を連ねていて、うらぶれた感じはありません。お隣にはこれまたイイ感じの「白金バル」があります。
「あかね食堂」、おいしそうな一品料理もあり、小料理屋、居酒屋としても使えそうですが、ぼくは最初っから定食がお目当て。
焼魚や刺身、生姜焼きなどの定番定食は1,000円〜1,500円くらいでしょうか。
メニューに載っている一品料理にご飯と味噌汁を付けて定食にすることもできるそうで、ぼくは定番定食メニューにはない、せせらぎポークのロース肉グリルを定食にしてもらいました。せせらぎポーク、群馬県で清流の水で育てているおいしい豚肉だそうです。
栄養のバランスを考えて、小鉢3種セットも。こちらはパプリカのムース、きんぴらごぼう、スナップえんどうとオクラのマリネ(ちなみにオクラって英語だとOkraなんですよね。日本語じゃなかったんですね)。
せせらぎポークのグリルは、ゴロリとローストしたニンニクとローズマリーの風味で。イタリアン風ですね。
これでご飯と蜆の味噌汁…?
いや、これがなかなか乙なんですよ。パンじゃなくてご飯。悪くないです。
おいしそうなメニューがたくさんあるので、うっかり頼み過ぎるとまあまあの会計になってしまいますが、定食にチョイとビール飲むだけならば1,000円台の支払いで済む大人の定食屋。
ちょっと交通の便が悪いのが難点ですが、再訪してみたいと思います。
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・店名 あかね食堂
・住所 東京都渋谷区恵比寿3-49-1
・電話 03-3280-7075
・備考 日曜日定休です。
・オススメ ☆☆☆★★(3点)
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