昨日一昨日で書ききれなかった5月5日の旅サラダ、最終回を職業:旅人(©ヒデ)のサイキがお送りします。
宿も決めず行き当たりばったりの旅なので、今夜の宿の予約をしたのは前日の「毒沢鉱泉」からでした。
しかし、秘湯たる「毒沢鉱泉」、EMOBILEは圏外(正確に言うとつながる気配はあるんだけど、実用的なスピードが出なかった)。
幸いdocomoのスマートフォンは回線バッチリ。ああ、スマートフォンに機種変更しておいて良かった。
早速小諸〜佐久あたりで温泉宿を検索します。
本命は小諸の山の上、標高2,000mの「高峰温泉」だったのですが、満室。
悔しいのでここは日を改めてもう一度トライすることにして、他の温泉を探します。
しかし、祝日と休日の谷間の平日とはいえ、ゴールデンウィーク真っ最中。前日に電話しても…。当たり前ですがどこもここも満室。
ようやく見つかったのは小諸は中棚温泉、島崎藤村が愛した「中棚荘」。ここは旅館のクオリティとしては申し分なさそうだったんだけど、一泊18,000円。
うーん。チト予算オーバー。
もう一軒は佐久市春日温泉、「かすが荘」。こちらは11,500円。
ナイス!「かすが荘」。ここに決定。
スマートフォンで調べると、この「かすが荘」、「東京聖徳学園」が所有する研修施設で、聖徳大学附属女子中学校、聖徳大学附属女子高等学校の生徒さんが研修で宿泊する施設なのですが、学生さんが使わない時は一般客に解放しているとのこと。
夕方宿に到着すると…。
この日は一般開放の日なので、当然、当然、女子高生の姿はありません。
建物の外観からはセミナーハウスというような印象は受けず、普通に温泉旅館と言われれば納得してしまうような風情。
豪華ではありませんが、温泉街にあるリーズナブルな温泉ホテルくらいのイメージです。
さて、今夜も夕飯前にひとっ風呂浴びますか。
まあ、正直に言うと学校の施設でしょ?言うなれば合宿所でしょ?大した温泉は無いと内心ふんでいたんですけど。
いや、すばらしい温泉でした。申し訳ない、「かすが荘」。
温泉はここを源泉とする湯と、春日温泉の共同加熱の湯と二種類。しかも掛け流し。こりゃいいね。
そして露天風呂からは、桜が咲く美しい庭園が眺められて、ぬるくゆったりと入っていられる湯とあいまって極楽。
聞けば、春日温泉の開湯は約300年前、古くから湯治場として知られていた由緒ある温泉なんだそうです。
ちなみに泉質はアルカリ性単純温泉、特に美肌効果に優れるということで、オッサンの肌もツルピカですよ。
風呂のあとはお待ちかねの夕飯。大広間をずいぶんと広く使ってひとり宴会。なんだこの無駄感(笑)。ご飯足りなかったらお代わりしますのでお電話くださいね…と仲居さん。ご飯はお櫃にお茶碗ではなく、丼にてんこ盛り。ナイス!「かすが荘」(笑)。
山里らしく恋の煮付け…。もとい、鯉の煮付け、牛の陶板焼きがメイン。
陶板焼きの牛肉は…きっと信州牛だ。そうだそうだ、そう信じよう(笑)。
食後少し休息して、夜にもう一度風呂に入りに行くと大浴場も露天風呂もひとりじめ。極楽極楽。
11,500円の宿にしては悪くなかったです、「かすが荘」。温泉情緒はありませんけど。
さて、せっかくなので旅の景色も少しアップします。5月の信州は花の盛りでした。いたるところに桜が咲いていて、遅い花見を満喫しました。
桜の写真1枚目は下諏訪のお寺さんのいい感じの山門の前で撮影。信州はいかにも由緒正しそうな立派なお寺が多く、神社仏閣もゆっくり見たら楽しいんだろうなあ、と思いつつも駆け足で通り過ぎた2泊3日でした。
桜の写真2枚目は南佐久郡小海町の山の中で。フラッと脇道に入り、誰もいない山道にクルマを停めて撮影。
思い返せばこんな気ままなひとり旅を楽しんだのは10年ぶりくらいでしょうか?
すばらしいリフレッシュになりました。って言うか、おまえリフレッシュしなきゃいけないくらい疲れてはないだろう、というツッコミが多数ありそうですが(笑)。
次回は、次回は、次回は…カノジョと出かけます。出かけたいです。
以上!終わり(怒)!
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