昨日のブログで書ききれなかった5月5日の旅サラダ、続きを職業:旅人(©ヒデ)のサイキがお送りします。
諏訪大社に参拝し、ウマい蕎麦を食べて、いよいよビーナスラインのドライブです。
根っからのクルマ好きのぼくなので、その昔からしばしば「趣味はドライブですか?」って訊かれることが多かったんです。
そのたびに「ドライブ、まったく興味ないです。趣味はサーキット走行」と答えていまして、実際、クルマを動かすのはサーキットへの行き帰りのみ、という時代が永く続いていました。
その頃は、観光地とかチンタラ走ってなにが楽しいんだよー。と本気で思っていましたが、まあ、若かったですね。
この歳でようやく楽しさがわかりました、ドライブ。
美しい景色を見ながら、快適なペースでゆったりとワインディングロードを流す。これはこれでいいものですね。
行き当たりばったりの旅なので、ビーナスラインがどこを走っているか旅立つ前にまったく事前知識を仕入れていなかったんですが、宿で予めもらっておいたパンフレットによると、「蓼科高原」、「白樺湖」、「霧ヶ峰高原(♪きりがみねー、というCMソングは知っているよ)」などを経て、標高2,000mの「美ヶ原高原」に到達する全長76kmの壮大な道路ということがわかりました。
箱根ターンパイク(現在の正式名称は「TOYO TIRESターンパイク」ですね)が全長18km弱ですから、その長さがわかろうかというものです。
途中、ぼくも名前くらいは知っている風光明媚なポイントがたくさんあるので、美しい風景に出会ったらクルマを降りて写真を撮りつつ、のんびりとドライブを楽しむつもりです。幸い、天気は最高、クルマを降りると高原の冷涼な空気が冷たいくらいですが、眩いばかりの陽光が高原の春の訪れを知らせてくれます。空気が澄んでいて、遠くのアルプス連峰もクッキリと美しくその姿を見せています。
3連休最終日ということでクルマの通行量も少なく、自分のペースでドライブできるのでストレスもなく快適なドライブが続きます。最初はあまりの景色の素晴らしさに、パーキングエリアがあるごとにクルマを止めていたのですが、こんな各駅停車では76kmを走破するころには夜になってしまうので、見たいところはたくさんあるのですが、ゆっくり散策するのは霧ヶ峰高原にある「八島ヶ原湿原」だけにとどめておきました。
まったく自然派ではないぼくですが、「八島ヶ原湿原」は日本最南の高層湿原、1年に1mmというペースで泥炭層が堆積し、約1万2000年の時を経て厚さ8mの泥炭層が作り上げられたという世界的にも貴重なスポットということで、散策してみました。夏には一面の緑に覆われるというこの湿原、まだ春浅い5月上旬では枯れ色が目立ちましたが、それでも自然の神秘に触れて大満足。
どんどん暗くなってしまうので、ちょいと(安全運転の範囲で…笑)ペースアップ。ビーナスラインの最終地点、美ヶ原高原に到達する頃にはすっかり寒くなってしまいました。なにせ標高2,000mですからね。
熱い温泉が恋しくなってきたところで、今夜の宿、佐久市の春日温泉、「かすが荘」に向かうことにしました。
思いのほか長くなってしまったので、夕飯はまた次回に(笑)。
コメントをお書きください