雨と強風の中、友人からのお誘いで恵比寿某所で開かれた、真鍋摩緒さん主催の「manabe cafe」に参加してきました。
今回はイラストレーターであり、また日本ビアジャーナリスト協会会長という肩書きを持つ藤原ヒロユキさんがゲスト、藤原ヒロユキさんのビアマイスター講座を聴きつつ、真鍋摩緒さんの手によるビールに合う食事を腹一杯食べよう、という会です。ビールは4種類。
・アサヒ スーパードライ(日本)
・ヒューガルテン ホワイト(ベルギー)
・ドゥシェス・ド・ブルゴーニュ(ベルギー)
・ライオン スタウト(スリランカ)
まずはテーブルに置かれたアサヒスーパードライ。
面食らいました。コレ、コンビニで売っているサンゴー缶じゃないですか。
いやいやいやいや、ビアマイスター講座なのに?
でも、これにはちゃんと訳があったんです。
藤原ヒロユキさんの手によってただの缶から注がれたスーパードライは、まるでビアホールのディスペンサーから注がれたかのようなフワフワの泡に覆われていました。
口にすると…。
アレレ?これホントにスーパードライ?スーパードライってほんとうはこんな味なんだ!
炭酸がキツいと言って敬遠することの多いスーパードライも、時間をかけてグラスに「三度つぎ」することで炭酸をクリーミーな泡に替えてあげれば、とげとげしさが消えて、もともとこのビールが持つスッキリ爽やかなあと口という美点が強調されます。
ちょっとビックリした後で、藤原ヒロユキさんから、スーパードライにまつわるふかーい話を聴かせて頂きました。スーパードライ、今までちょっとバカにしていてゴメンナサイ。
その後は同じベルギーでもまったく違うヒューガルテン、ドゥシェス・ド・ブルゴーニュと続きます。
ヒューガルテンは日本でもポピュラーですからお好きな方も多いかもしれませんね。甘い香りで女性的な印象でしょうか。ドゥシェス・ド・ブルゴーニュは美しい赤褐色のビール。酸味や果実のような味が絡み合う複雑な味。こういうビールは初めてだなあ。とても個性的な味でした。
そして最後は珍しいスリランカのスタウト、ライオンです。こちらはアルコール分も高く、味も濃厚。のど越しを楽しむというよりか、ドッシリとした味わいを楽しむタイプですね。これも個性的。
下戸のサイキは実はビールよりこちらのほうが楽しみでした。
今夜も、筍を使ったサラダ、見た目にも美しいブーケサラダから始まり、フリット、鶏手羽元のロースト、バルサミコ酢を効かせた鶏と野菜の炒め物、リゾットまでたっぷり堪能。
〆めのリゾット、米のアルデンテ感が絶妙で実にウマかったです。
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