根が貧乏性なもので、ゼイタクなことに抵抗があるんですよね。
…なーんて書くと、おいおい、おまえ毎日外食でそんなこと言うなよ。と非難を浴びそうですが、ホント、ゴハン(と、あとクルマね)以外は質素なんですよう。
タクシーとかほとんど乗らないし。
で、マッサージなんてのもぼくにとってのゼイタクなことのひとつで、疲れが身体にたまったときにほぐしてもらったらどんなに楽かなあ…と思いつつも、「うーん20分2,000円。高い。2,000円有ったらなんか食べられるぞ」とか考えちゃうんですよね。
でも、昨年の仕事納めの日に…その頃ちょうど腰の痛みがピークで…所用で六本木にいまして、チョイと夕飯まで時間があったので、たまたま目についた芋洗坂の途中にあるソフト整体のお店「ホットハンズ」に飛び込みで入ってみたんです。
なかなかゴージャスなインテリアに、およそ整体店らしくない(?)スタイリッシュな受付の女性。
あれ?ホントに30分2,650円で済むのかなあ。エクストラチャージ取られたりして。
ちょっと不安になりつつ施術用のブースで待っていると。
施術に入って来たのは先ほどの受付の女性。
おっ。きみは受付係ではなく整体師さんだったんだね。
まずはフットバスのサービスがあると言うのでちょっと狼狽。
ちょちょちょ待っていいよ自分で洗うよ…いや、毎日ちゃんと洗ってはいますけど、こんな若い女性に汚い足洗わせたらバチが当たりますよホンマ。
…と恐縮しつつマッサージへ。こんな細い整体師さんでだいじょうぶなのー?と若干の不安を覚えましたが、これが意外。
実に上手で施術が終わる頃には腰もスッキリ。お見それしやした。
施術後にお茶まで頂いてお値段は2,650円で大満足。
さてここからが本題なんですが。
また腰に疲れがたまってきて昨日夜遅く、豚しゃぶを食べた後、新橋をうろつきながらマッサージ店を探索。
しかし、23時過ぎだったので、整体屋さんなどはすでに閉店。
ようやく見つけた深夜営業のマッサージ店。
見つけたのは「タイ古式マッサージ ルアンタイ」というお店。
おそるおそる入ってみます。
すみませーん。すみませーん。
…誰も出てこねーし。帰るか。と思った瞬間、タイ人と思しき小柄な女性が出て来てくれました。
「腰が痛いんだけど腰だけでもOK?」
「ダイジョウブ。何分ニスル?」
「30分でいいんだけど」
「30分、3,000円。でも6,000円なら+10分で70分ダヨ。ドウスル?」
「いや、30分でいいです」
すると急に小声で。
「70分デ5,000円デイイヨ。他ノオ客サンニハナイショ」
は?そんな適当でいいんかい?と心の中で突っ込みつつ70分5,000円で、人生初のタイ古式マッサージを施術してもらいました。施術してくれたのは先ほどの小柄な女性。
「オ客サン、イクツ?」
「40歳(なぜか微妙に1歳サバを読むぼくでした)」
「オクサンハ?」
「奥さん、いない」
「ソウ、独身ナノ?ワタシモ独身。オバチャンダケド」
「…」
…という異国情緒あふれる微妙な会話をしながら始まったタイ古式マッサージ。
最初はソフトだったんですが、そのうちエビ反りさせられたり左右にひねられたり、かなりアクロバティックな動きになっていきます。
「イテ、イテ、イテテテ」
「オ客サン、全身カタイ。足ノツカレガ腰ニキテイル」
「うん」
「ドウ?腰カルクナッタ?」
「いや、さっきより痛い」
「アシタアサッテ、スコシズツヨクナル」
「うん(ホントかよ?)」
というわけで今朝。ベッドから起き上がろうとすると…。
イテーーーーーー!
だまされた。というか、やはりコミュニケーションの問題だね、こりゃ。
腰悪いときじゃなかったらきっといいんでしょうね、タイ古式マッサージ。
でも次回は六本木にしよ。
写真はまったく本文とは無関係に、今夜お台場海浜公園の近くで撮ったイルミネーション。
え?誰と行ったのか、とな?
はい、ひとりですけど。
…なにか問題でも??
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