2〜3日前からブログのアクセス数が急増していて、なぜ????と思っていたのですが、このサイトへの検索キーワードを確認すると、「ANZ」で検索してこのブログがヒットしたという方が多かったみたいですね。
ちょうどフレシネのTVCMでANZさんが出演されているバージョンが流れ始めた時期とリンクしていますので、やはりTVCMの影響と言うのはまだまだ大きいですね。
はい、クリスマスイヴイヴイヴの夜もLifeTeriaブログの時間です。
今夜は会社でぼくが所属する本部の忘年会があったのですが、中座してオフィスに戻り仕事の続きをしようと思ったら。
悪友から夕飯の誘いです。
そこで、急遽ふたりだけで、2010年〜2011年の「望年会」第1弾を開催することに。
せっかくオフィスに戻ったのに、ほぼ仕事をしないで帰り支度。
ああ。勤勉なみなさんの視線が痛い。
フフフ、でもそんな白い目にめげているようなわたくしではありません。
というわけで、仕事を投げ出して向かった先は広尾駅から有栖川公園の脇の坂をだらだらっと登った先、ちょうど麻布十番からだと仙台坂を登り切ったところにある、とても小体な一軒家イタリアン、「レストラン セレニータ」です。
22時のラストオーダーにギリギリ間に合い急いでオーダー。
・お肉屋さんのサラダ
・浜名湖産 天然青海苔と帆立の稚貝のスパゲティ
・国産牛ホホ肉の赤ワイン煮込み 洋食屋さん仕立て
・バニラアイスのエスプレッソがけ コーヒー
前菜のサラダはパテやプロシュットをサラダと一緒に。甘みが勝ったドレッシングが特徴的ですが、ここは前菜らしくキリリと酸味の効いたドレッシングが欲しいところです。パテなどは力強く美味。
スパゲティはパスタの食感は良いと思いますが、味わいが平板なのでなにかひとつポイントがあれば…という印象。
セコンドの牛ホホ肉の赤ワイン煮、これは本日いちばんの皿かな。
全体的にソツがなく、今ひとつという皿もない代わりに、とびきりウマいという皿もないという、ある意味安定感はあるけどこの抜群のロケーションにあるステキな雰囲気のレストランとしては料理が弱いような。
この内容でお値段は6,000円程度。
広尾値段でしょうか。正直、料理の満足度と比較すると高く感じてしまいますね。
ふと店内を見回すと、透明なケースに入ったネクタイがディスプレイされていました。
ぼくたちはきっと、なぜネクタイ?という顔をしていたのでしょう。
スタッフの女性が、あれは、生前よくいらしてくれた橋本龍太郎さんの形見分けとして頂いたものなんです、と説明してくれました。
そう言えば橋本龍太郎氏は自宅をこのあたりに構えていたからね。
常に衆目を集めひと時も気の休まることのない公務から離れ、ひとりの普通の市民に戻って、きっとこの小さなレストランでつかの間の自由を味わっていたのでしょう。
この夜の先客は、帰り際に「わたしは歩いて帰るから」と仲間に話していました。
広尾から歩いて…。ハハ、いいところにお住まいで…。
そうなんですね、このお店は広尾の地元民が、気の置けない友人や家族といっしょに、普段着で楽しむレストランなんですね、きっと。
だから、やりすぎない、程が良い、料理が出しゃばりすぎないこれくらいの料理が普段使いにちょうどいい、と。
そう考えると、このレストランの存在意義、そしてなぜ長いことこの地で地元民に愛されているかを理解できました。
ぼくも、次回はもう少しリラックスして、普段使いのお店として再訪したいと思います。
地元民じゃないけど(笑)。
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