ワタミの渡邉美樹氏(ワタミ会長・CEO)は、「『経済』『環境』かの二者択一なら、ワタミは無条件で『環境』を選択します。なぜなら、美しい地球、青い空、清い水、動植物の命、これらはお金では買えない大切なものだからです」と言っているそうです。
うん、まさに正論。その通り。
でも、もし本気でそう思っているなら、外国産の食材を輸入するのはやめたほうがいいですよね。
もちろん、日本では気候的に作れない、土壌的に作れない食材も多くありますが、このテの居酒屋で使われている海外産の食材は、「日本産のものより安いから」というただその一点の理由でわざわざ海を越えて輸入されていることがほとんどでしょう。
ヨーロッパでは、輸入食材に「Food Mileage(食品の輸送距離)」を記載して、なるべく環境負荷の少ない食材を購入することを促すようになってもうずいぶん経ちますが、エコブームの日本においては、安くて家計に優しいから、という理由で輸入食材が大人気です。
渡邉氏もまさか本気でそんなことを言っているとは到底思えませんが、本気で言っているなら相当の能天気ですし、対外的に環境対策先進企業を語って/騙っているなら、それはCSRの観点から良き市民とは言えません。
酔っぱらっていて良く覚えていないけど自分は絶対に殴っていない。って言い張るひとくらい無責任です。
ま、国産の材料使ったらあんな値段じゃ飲めないけどねー。
はい、冷たい雨の降る月曜日もLifeTeriaブログの時間です。
珍しく、昨日本を買いました。
ん?「もしドラ」?
それとも水嶋ヒロもとい齋藤智裕の「KAGEROU」?
いえいえ、ぼくが買うんですから、そんなベストセラーには行きませんよ。
買ったのは…。
「東京百年レストラン−大人が幸せになれる店−」(伊藤章良著)。
伊藤章良さんは、普通の会社員でありながら、その豊富な食べ歩き経験を買われて過去にはAll Aboutなどでもレストランガイドとして活躍していた方。ぼくもレストランを選ぶときはこの方のサイトをずいぶん参考にしています。
本の中で採り上げられてる飲食店は、鮨で5店、フレンチで8店、イタリアンで6店、日本料理で6店、その他の料理で5店、居酒屋・バーで8店とそれほど多くはありませんがいずれも伊藤章良さんが自分の足(と自分の財布)で何度も通った思い入れのあるお店ばかり。ただ飲食店の名前と点数を列挙したようなグルメガイド本とは一線を画すできばえです。
年末年始の読書リストに、一冊いかがでしょう?
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