恵比寿にて男女6人でフレンチ会。
恵比寿駅の東口を出て歩くこと3分。
今日のお店は古川の川端に建つビルの1階、「ビストロ間(あいだ)」。
ビストロと名乗っていますが、ビストロっぽいのはファサードにテラス席を設けてあるくらいで、一歩店内に入ると、現代風に設えた明るく清潔な…まったくビストロっぽくない…インテリアが広がります。
基本的におまかせコースを主力にしているようで、ぼくたちも全員「シェフのおまかせコース」を注文。
・アミューズ 長芋を使った小さなスープ
・前菜 パテと和牛のカルパッチョ 聖護院カブのムースと柚子の泡を添えて
・野菜料理 季節野菜を各地から取り寄せたバーニャカウダを海の幸のソースで
・メイン 鴨胸肉のローストとそのジュを使ったソース
フォアグラのサバイヨンとポルチーニ茸のピュレと共に
・くずし フレンチ風鯛おこげを魚介スープで タジン鍋スタイル
・デザート 熱々のスウィートポテトとアップルパイに
シナモンのアイスクリームをのせて
もう、前菜からやられましたね。爽やかなエスプーマ状のカブと柚子のソース、それに特筆すべきは美しいプレゼンテーション。
正直、お店に入った瞬間は、インテリアもかわいらしいし、スタッフはイケメン揃いだし(笑)、ん?女子会向けの雰囲気重視のお店?と思いました。
でも、前菜で、これはただ者じゃないぞ、という予感です。
続くバーニャカウダは、「蟹味噌」、「雲丹」、「アンチョビとカラスミ」の3種のソースから選べるのですが、ぼくは「雲丹」をチョイス。このソースはぼくには少し磯の香りが強すぎると言うか、多少の生臭さを感じました。しかし、添えられたサーモンの瞬間薫製、コレがウマくて、一切れじゃなくてもっとくれ!って思っちゃいましたね。
メインは「鮮魚のポワレ」、「鴨胸肉のロースト」(+500円)、「国産牛フィレ肉のグリエ」(+1,000円)の3種からチョイスできるのですが、鴨好きなぼくは即決で鴨をオーダー。
これ、実に鴨でした。鴨らしい鴨。鴨のおいしさを余すところなく引き出した料理でした。そのまま食べてもウマいし、ポルチーニ茸のソースに付けてもウマいし、極楽。
ちょっとうれしいのは、メインの料理と一緒に、たくさんの野菜をStaubのココットに入れて持ってきてくれるんですね。これがいい箸休めになります。
そして「くずし」として、魚介のスープを掛けて食べるおこげで〆め。これも魚介の旨味が封じ込められたスープが良かったですね。
デザートはこれでもかってくらい効かせたシナモンの香りのアイスクリームが印象的でした。
恵比寿駅から徒歩3分という立地で、(「ビストロ」なんて名乗っているくせに)出てくる料理は本格的なレストラン料理、男性でも満腹になって、気になるのはお値段。
このコースのお値段。
なんと3,800円(ただし税・サービス料は別)。
マジっすか?こういう価格破壊は、大好きです。
なんでも連日満席が続いているそうで、そりゃそうだよなあ。と納得です。
後で調べたら、シェフは「シェ松尾」の出身だそうで、それを知ってようやく料理のレベルの高さに合点がいきました。
幹事のYちゃん、予約困難ななかセッティングありがとうでした。
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