それにしてもはやっていますね、ハイボール。
昨日のカート大会の後、参加メンバーと打上げをした平塚駅前のお店では、ハイボールを頼むとこんなかわいいジョッキで出てきました(アルコールを頼んだのはもちろん電車移動組ですよ)。
このキャラクター、最近吉高由里子ちゃんが「ウマいっ」って言っているサントリー「トリス」のテレビコマーシャルでご覧になった方も多いと思いますが、実に1950年代から活躍しているキャラクターで「アンクルトリス」と言います。
この「アンクルトリス」の産みの親はサントリー(当時はまだサントリーが「寿屋」と名乗っていました)に在籍していたイラストレーターの柳原良平氏。
柳原良平氏とハイボールにまつわるエピソードには好きな話があるんです。
寿屋時代の同僚、後に直木賞を受賞する故・山口瞳氏と柳原良平氏があるとき会社帰りに新橋でハイボールを飲んだそうです。
二人が飲んだハイボール、実に45杯。勘定書の「正」の字が書ききれなくて、欄外で曲がって、いちばん下の総合計のところでまた曲がっていたそうです。
酔っぱらった二人は帝国ホテルに忍び込み、勝手にホテルの中を探検し始めます。
やがて、彼らを見つけた帝国ホテルのボーイさんに追いかけられて、ホテルの地下道で追いかけっこが始まります。
暗がりの中、追っ手のボーイさんを警戒しながら二人が後ろ手に扉をあけたら…。
なんとそこはまさに演奏中のオーケストラの後ろだったそうで。
その後の顛末は書いてありませんでしたが、今なら住居侵入罪で逮捕されてしまうかもしれません。
今よりずいぶんのどかな時代だったのでしょう。
明日からまた仕事ですね。仕事帰りのハイボールはほどほどにね!
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