水上でしばし散策して夕方、いよいよ宝川温泉へ。宝川温泉は水上温泉郷からさらに10km程度山あいに入ります。あたりが薄暗くなるころようやく「汪泉閣」に到着。
温泉に来たからにはまずは温泉に入らないと。
食事前のわずかな時間を狙って、露天風呂を目指します。しかし、露天風呂が4カ所もあるうえに、東館・本館・旧館・第一別館と建物が多く移動だけで夕飯前のいい運動になります。
露天風呂は小さなものでも50畳、いちばん大きな「子宝の湯」は200畳。
そして混浴♥
いや、それが目的じゃないですよ(キッパリ)。
ひとっ風呂浴びてお待ちかねの夕飯は山あいの宿だけに鱒やイトウなどの刺身、鮎の焼き物など川魚を中心に。といっても癖無くだれでも食べられるように調理されていますので、川魚苦手な方でもだいじょうぶかと。
その他、上州牛、豚、蟹のしゃぶしゃぶ。
おもしろかったのはところてん。自分でところてん突き器を使ってところてんを作ります。
〆めは五穀米のご飯と「熊汁」で。
「熊汁」?
そう、「熊汁」。
「豚汁」は豚の味噌汁。
「熊汁」は熊の味噌汁。
「豚」か「熊」の違いだけです。
…けど、「熊」ですよねえ。
実は「汪泉閣」、ペットにツキノワグマを飼っているんです。
これ、まさかペットとして飼っている「モモタロウ」くんのファミリーじゃないですよね…?と確認すると、あれはペットですからそんなかわいそうなことしません。と仲居の美枝子さん。
妙に納得したわれわれは熊汁を一口。
うーむ。固い。
味はですね、むしろ鹿とかのほうが癖が強いと思いました。
熊さんだと思わなければ割と普通に食べられる…かな。
ところでプーさんやリラックマや♪ぼくはくまからは想像できませんが、熊、とくに羆(ヒグマ)は恐ろしい動物なんですよね。
Wikipediaによる「三毛別羆事件」。
コレすごい記事です(血とかスプラッターとか苦手な方は絶対に読まないでね)。
アレ?なんの話でしたっけ?
そう、「熊汁」を飲んで夕飯は終了。
食後はゆっくり入浴、そして部屋に戻ってみんなで呑んでジェンガして、最後に線香花火で行く夏を惜しんで…ぼくはもう一度露天風呂に入ってから寝床につきました。
※露天風呂は撮影禁止のため、写真は「汪泉閣」よりお借りしたものを使用しています。
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