新橋　札幌成吉思汗　しろくま　東京新橋店

UNAGI??

あ、また溶けてる。 pic.twitter.com/CVZOyl9J6l

— 柴犬ココン (@SHIBAINU_COCON) 2015, 7月 5

ずっと行きたかったジンギスカン店「札幌成吉思汗　しろくま」を初訪問。

場所は新橋の裏通り。白熊のマークが描かれた看板と暖簾が目印。

この新橋の店舗は「東京新橋店」。「札幌成吉思汗　しろくま」の本店は札幌のキノススもといすすきのにあり、支店はここ新橋の「東京新橋店」と赤坂の「東京赤坂店」の2ヵ所にあります。

若いころを北海道で過ごしたので、ジンギスカンは好きなのです。

ジンギスカンを好きになった経緯を書くと長くなりますので、よかったらコチラもご覧ください。

でも、東京に帰ってきてからはほとんど食べません。

なぜなら、東京でウマいジンギスカン店を知らないから。

けっこう評判のよいジンギスカン店に行ったこともあるのですが、ぜんぜんウマいと思いませんでした。

本場のジンギスカンはこんなモンじゃないよ、こんなのジンギスカンって認めないよ、とどうしても意固地になってしまうので、東京のジンギスカン店にはなかなか足が向かないのです。

しかし、この「しろくま」、東京の2店舗でも本場と同じ味わいのジンギスカンが楽しめるという噂を耳にして期待に胸ならぬ胃を膨らませて暖簾をくぐったのでした。

店内はカウンターがふたつ。それぞれのカウンターには七輪とジンギスカン鍋を囲んで10人ほどが座れるようになっています。

かつて、札幌に住んで頻繁にジンギスカンを食べに行っていたころの記憶で、ラムに関してはアイスランド産が美味でした。癖がなく、それでいて、滋味と言いますか、しっかりと味わいもあるのがアイスランド産でした。

「札幌成吉思汗　しろくま」の羊肉のラインナップはこんな感じ。

・アイスランド産ラム 　（1,240円）

・オーストラリア産ラム　（890円）

・オーストラリア産マトン（740円）

まずはアイスランド産ラムから行ってみましょう。

厚めにスライスされたラムは脂は少なめ。焼き過ぎないように気を付けて、醤油ベースのタレに付けて…。

うーん。

癖がないのはアイスランド産の美点ですが、ちょっと味わいという面では物足りないですねえ。

ま、でもひさしぶりの本格的なジンギスカン、ウマいことはウマいんですけど。

産地をオーストラリアに変えて同じくラムを頂きましたが、こちらも癖なく非常にスッキリした味わい。でもやはり肉の味わいはあっさりめで物足りないのです。

では、これ行くしかないですね。

この日は北海道産の「ホゲット」が入荷していたのです。

「ホゲット」とは「ラム」と「マトン」の中間の成育状態の羊肉のこと。

一般的には生後12か月程度までを「ラム」、24か月以上をマトンと呼ぶそうで、その間、生後12か月から24か月の羊肉が「ホゲット」ということになりますね。海外では「永久歯が生えているかどうか」で「ラム」と「ホゲット」を区別したりするそうですが。

ラムよりも味わい深く、マトンよりも柔らかく、ジンギスカンに適した羊肉とも言われるのが「ホゲット」。

・佐呂間町産　生ホゲット（1,800円）

これ。

これですよ。

これ、ぼくが北海道で食べていたジンギスカンの味。

ちょっと脂が強いきらいはありますが、その分香ばしく、羊肉らしい味わいもあり美味。これはタレではなく塩で頂くのも良いですね。

最後にマトンも行っておきましょう。

・ オーストラリア産マトン（740円）

マトンらしい癖があるかな、と身構えたのですが、これ、実にさっぱりとした味わい。

肉質も繊細で固さも気になりません。お値段はいちばん安いのですが、お値打ちですね。

お会計は普通に飲んで腹八分目まで食べてひとり5,000円〜6,000円といったところでしょうか。

北海道産のホゲットなどもオーダしてしまったのでちょっと高くなってしまったのですが、上手にその日の安くてウマい肉をセレクトすればもっと安くあげられますね。

ひさしぶりに本格的なジンギスカンを堪能して大満足の一夜でした。

───────────────────────────────

・店名　　　札幌成吉思汗　しろくま　東京新橋店

・住所　　　東京都港区新橋2-8-14

　　　　　　第4山田ビル1階

・電話　　　03-3592-4690

・備考　　　予約したほうがベター。

・オススメ　☆☆★★★

　　　　　　（2点：ちょっとオススメ！）

───────────────────────────────