八重洲 牛かつ もと村 東京駅八重洲口店

天才。

この「Nautilus VR」なるヘッドセットを装着してプールに入ると、目の前に魚達が泳ぐサンゴ礁が映し出され、南国の海でシュノーケリングをしている気分を味わうことができるんだって。


「ユニークなのは、水中で実際に水を肌に感じながら着用することで、よりリアルな体験を得られるところ」ということですが、自宅のプールで装着するならまだしも、公共のプールとかに持込むのはだいぶハードル高そうです。


「壁にぶつかったりしないんだろうか。すごく危険な気がする」(イギリス)

「こんなのつけて普通のプールに潜れる? 許可されると思わないけど」(イギリス)


…と海外からの評価も散々ですが、いちおうKickstarterで資金募集予定で完成時の予定価格は199ドルだそうです。


はい、それでは金曜日のLifeTeriaブログの時間です。

一昨日は「にくの会」で焼肉をたらふく頂いたのですが、一夜明けるとすっかり身体がリセットされていまして、昨日はまたしても肉モードに突入。

 

向かったのは八重洲の路地裏、「牛かつ もと村 東京駅八重洲口店」。昨年2014年秋にオープン、あっという間に行列ができる人気店になってしまいました。

昨日は21時半にお店の前に到着。

お…こんな時刻でも4〜5人ほどの行列。ぼくの前には外国人のカップル。あれ?男性が帰っちゃいますよ。ケンカ?あ、そうじゃなくて寒いからカフェで暖まってくるわ、って(笑)?

そう、3月ももう終わりなのに真冬の冷込みですからね。

 

威勢の良い女性スタッフが行列客にお茶を配りながら先にオーダを訊いています。

ノーマルの「牛ロースかつ 麦めしセット」が1,200円。

「ビッグ牛ロースかつ 麦飯セット」が1,500円。

「ダブル牛ロースかつ 麦飯セット」が1,900円。

 

え?「ビッグ」は売切れなの?

ノーマルか、ダブルか…。せっかく来たからにはダブルでしょ!ついでにとろろも付けちゃえ!

 

・ダブル牛ロースかつ 麦飯セットとろろ付き(2,000円)

 

15分ほど待って入店した店内は鉤の手に設えられたカウンター席のみ。

席に着いてまもなく「ダブル牛ロースかつ」が登場。

ダブルなので130g×2、260gでなかなかのボリュームです。

 

揚げ時間は60秒、牛かつの断面かなり赤いですね。

ひとによってはレア過ぎると感じるかもしれませんが、テーブルには自分で火入れの度合いを調節できるように小さな陶板が用意されていますのでご安心を。

 

衣は薄く、パン粉のごくごく細かいもの。さっぱりした肉質と相まって非常に軽めの味わいですね。

薄めにスライスされた牛かつ、揚げ油の重さを感じさせない薄い衣、そしてさっぱりした風味の牛肉。

すべてが揚げものの「重さ」を感じさせない演出という面では統一感があるのですが、軽やかな反面、ぼくのような揚げもの好きにはちょっと物足りないというか。

 

個人的には揚げものの醍醐味というのは、油の風味、衣の食感や風味が渾然一体となって具材のウマさを引出すところにあると思っていますので、こちらの「牛かつ」のように油や衣の存在を感じさせない「かつ」というのは揚げものの良さを消してしまっているように思えるのですね。

 

いや、わかるのです。ラードの風味が香るどっしりとしたとんかつ、ああいう揚げ物がダメなひとも多いですからね、こういう「かつ」も需要があるのでしょう。

 

ただ、率直に言うと、食べ進むにつれて飽きちゃいました。ちょっとパンチが足りない感じですね。

肉質はお値段の割にがんばっているとは思います。